Official髭男dism/FC限定オンラインライブ「FC Tour Vol.2

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2 – The Blooming Universe ONLINE –」。

これは、ヒゲダンの年会員制ファンクラブ「Stand By You」、あるいは月会員制モバイルファンクラブ「BROTHERS」の ... Official髭男dism/FC限定オンラインライブ「FCTourVol.2–TheBloomingUniverseONLINE–」 2021.04.18 AllphotobyTAKAHIROTAKINAMI●セットリスト01.SecondLINE02.異端なスター03.ESCAPADE04.What’sGoingOn?05.コーヒーとシロップ06.Laughter07.ゼロのままでいられたら08.ダーリン。

09.犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!10.ブラザーズ11.ノーダウト12.発明家13.Universe(アンコール)EN1.ILOVE...EN2.StandByYou4月18日に配信された、ファンクラブ限定オンラインライブ「Official髭男dismFCTourVol.2–TheBloomingUniverseONLINE–」。

これは、ヒゲダンの年会員制ファンクラブ「StandByYou」、あるいは月会員制モバイルファンクラブ「BROTHERS」のいずれかに入会しているファンのために開催された貴重なライブである。

思えば「Vol.1」は、2018年12月、モバイルファンクラブ「BROTHERS」発足1周年を記念して、東京・大阪・愛知を巡るツアーとして行われた。

その第2回目という位置付けのライブだが、今回もタイトルに「Tour」と入っているように、本来ならば有観客で各地を巡るライブにしたいと思っていたはずである。

それは叶わなかったが、オンラインとはいえ、こうして開催されることがファンは何より嬉しかっただろう。

ライブ後に藤原聡(Vo・Pf)も語っていたが、こうして全国どこからでも観ることができる配信ライブという形式は、むしろベストだったのかもしれない。

事前にファンクラブ会員から「この曲を聴きたい」という投票を募り、さらにはメンバーそれぞれの「これを演りたい」という希望も含めて、昨今のヒゲダンのライブではなかなか演奏されることのなかったレアな名曲たちが並ぶ、超レアなセットリストとなった。

そのライブの様子を少しレポートする。

ファンクラブ限定ライブということで、いつもよりも親密でMCも長め。

リラックスしたムードがありながらも、いつにも増して「歌」が、とても強く、ダイレクトに届いてくるエモーショナルなライブだった。

昨年9月に行われた配信ライブは、アリーナツアーを想定した、スケール感のある、配信ならではのギミックに富んだものだったが、今回はメンバー間の物理的距離が存分にある広いステージながら、それぞれの心の距離はとても近くに感じられるライブハウスのような趣きのシンプルなステージ。

とはいえ、撮影クルーの緻密な画づくり、大胆な構図やスイッチングは、通常のライブでは体感できないものとして、画面を通してまた新たな体験を生み出してくれた。

終演後のコメントで藤原が「昔の作品を今やるっていうのは、レベルが高いキャラクターが初期装備で戦うみたいな感じ」と語っていたように、サポートメンバーとも息の合った、現在のヒゲダンによりアップデートされたアンサンブルで鳴る過去曲、レア曲の演奏は格別なものがあった。

「昔の楽曲を今やるっていうのは、なんか曲が喜んでる感じがした」とも話していて、その言葉にはうなずくばかりだ。

というか、やはり初期曲やレア曲であっても、ヒゲダンのグッドミュージック、グッドメロディは揺るぎなく魅力を放つものであることを再確認する。

時を経ても色褪せないというより、また別の景色、別の表情を見せてくれる。

そして、コロナ禍だからこそ、というわけでもないけれど、今こそ聴きたいと思う曲が、ヒゲダンの過去曲にはたくさんあることにも気づく。

たとえば1曲目の“SecondLINE”。

この高揚感を今ライブ演奏で味わえること、それこそが喜びだし、投票数が多かったという“What’sGoingOn?”にしても、その歌、歌詞は、今とても心に響いた。

これらの曲をリスナーが再び求めているというのはよくわかる気がする。

《一緒に未来へいこうよ》と歌われる純粋で強い言葉が、今は、より心を動かす。

ちなみに今回のライブで、メンバーたちが「これを演りたい」とセルフリクエストした楽曲はこの4曲。

まず楢﨑誠(B・Sax)セレクトは“ゼロのままでいられたら”。

松浦匡希(Dr)は“SecondLINE”。

小笹大輔(G)が“Laughter”。

そして藤原が選んだのは“ダーリン。

”だった。

そのセレクトの理由や、それら楽曲を制作していた当時の裏話などもライブではたっぷり語ってくれた。

これもFCライブならではかもしれないが、そのあたりは改めて、4月30日(金)発売の『ROCKIN’ONJAPAN』6月号でレポートを展開する予定なので、よければそちらもぜひ楽しみにしていてください。

「にぎやかなやつが続いていくんで、みんなもテンション高めで楽しんで」と始まった後半の、“犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!”の多幸感も、“ブラザーズ”でのリモート共演かのような斬新な分割画面の演出も、サポートメンバーも含めた粋で盛大なソロまわしも、最高のタイム感でライブは進行していった。

最後は「こんな素晴らしいライブを作ることができたこと、ほんとに嬉しい気持ちでいっぱいです。

でも今年は、やっぱり直接ライブをみんなに届けに行ける、そんな日々にしていきたいと思っているし、その時は、僕たちが思っているよりも案外すぐ近くまで来ているのかもしれない!」と藤原は叫ぶように言った。

そして最新曲“Universe”を演奏。

ステージ上を360度の球体にして映し出すような映像エフェクトは、まさにユニバースを感じさせて、ここにひとつの揺るぎない世界があることをイメージさせた。

それが未来へと続いていくイメージをポジティブに予感させる。

ライブのあとには、大きく「特報」の文字が映し出される。

もしや?そう!先ほどの藤原の意味深な口ぶりに何か感じるものはあったのだが、ついに、全国アリーナツアーの開催が決定したのだ。

16都市、全46公演、それこそ1年以上の持ち越しとなっていた単独アリーナツアーの振替公演がついに今年秋に決定したのだ。

報せはそれだけではなかった。

そのアリーナツアーへとつながる、1年4ヶ月ぶりとなる有観客ワンマンライブが6月23日(水)、24日(木)に横浜で開催されるという。

その嬉しい報せのあと、映像はまたライブのステージへと戻る。

そこで演奏されたのは、誰もがライブ会場で生で聴きたいと、今も切実に思っているであろう2曲。

“ILOVE...”と“StandByYou”だ。

“StandByYou”のおなじみのハンドクラップ、コール&レスポンス──この時は、メンバー全員、すぐそこにもう客席を埋め尽くすオーディエンスの姿が見えているかのように、ライブの喜びが演奏にも滲み出て、歌のラストは藤原の最高のフェイクが締めくくった。

そしてエンドロール。

有観客でのライブが心底楽しみなのは言うまでもなく、と同時に配信ライブの可能性を、またもや広げて見せてくれたヒゲダン。

今後も「生と配信の2本立てでやっていきたい」と藤原も語っていた。

まだまだライブ会場に足を運ぶことが難しい人のためにも両軸で表現していく道を模索すること、それはヒゲダンのやさしさであり、誠実さだとも思う。

そのあたたかさをしっかり感じられた感動的な配信ライブだった。

(杉浦美恵)4月30日(金)発売の『ROCKINONJAPAN』6月号に本レポートの完全版を掲載!ご予約はこちらAmazon楽天ブックスタワーレコードオンラインHMV&BOOKSonlineセブンネットショッピングFujisan.co.jp『ROCKIN'ONJAPAN』5月号は現在発売中!●主なラインナップ・YOASOBI・[Alexandros]・sumika・スピッツ・RADWIMPS・ほかラインナップはこちらご購入はこちらAmazon楽天ブックスタワーレコードオンラインHMV&BOOKSonlineセブンネットショッピングFujisan.co.jp  2021.04.1919:00 Official髭男dism人気記事 【10リスト】Official髭男dism、一生聴き続けられる名曲10はこれだ! 2019.07.3114:00 JAPAN最新号表紙は米津玄師!別冊JAPANJAM/SEKAINOOWARI/あいみょん/MWAM/まふまふ/Official髭男dism/BE:FIRST 2022.05.2518:00 Official髭男dism、『映画ドラえもん』主題歌“Universe”MV公開。

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